<陸上:日本選手権>◇2日目◇9日◇大阪・長居陸上競技場

 男子やり投げで注目のディーン元気(20=早大3年)が、第一人者の村上幸史(スズキ浜松AC)とのハイレベルな一騎打ちを制し、ロンドン切符をつかんだ。村上が2投目に82メートル93、3投目に83メートル95と大会新記録を次々と更新すると、ディーンも負けじと4投目に84メートル03を記録し、8センチ差の大逆転。村上の13連勝を阻み、「自分のやることが明確に見えたのが勝因。村上さんの連覇を止められてうれしい。これから先のステップになる」と喜んだ。