<陸上:日本選手権大会兼アジア大会代表選考会◇最終日◇8日◇福島市とうほう・みんなのスタジアム◇男子800メートル決勝ほか

 男子800メートル決勝は、日本記録保持者の川元奨(21=日大4年)が、2年連続2度目の優勝を果たした。

 ただタイムは、5月11日の「セイコーゴールデングランプリ陸上2014東京」(国立)で出した日本記録の1分45秒75に遠く及ばぬ、1分48秒42。「最低限の目標」と話していた大会記録(1分46秒21)にも届かず「雨とか天気が悪いのは好きじゃない。きついな~と思ったりして、そんなのも(影響した)…」と不本意なタイムを振り返った。

 前日本記録保持者の横田真人(26=富士通)がレースを引っ張り、残り200メートルでスパートをかけ逃げ切ったが「タイムを狙っていたのに(横田と)並んだ時に“これは勝負するしかない”と勝手に思ってしまった」と、相手のペースに合わせてしまったレース展開も反省した。