13日に行われる予定だった学生3大駅伝の今季開幕戦、第26回出雲全日本大学選抜駅伝は、台風19号の接近による悪天候のため中止となった。

 大会史上初めての中止で、代替開催は行わない。

 大会主催者は午前8時に1回目の協議を行い、その時点では「予定通り開催いたします」とし、今後の天候状況によりレース中に中止する可能性があることを、ホームページで掲示した。

 その時点では風雨も弱かったが、午前9時半を過ぎて暴風雨となり、午前10時に2回目の協議を開始。中止を決めた。

 主催者でもある日本学生陸上競技連合の和田正信理事は「8時の時点では、まだ天候は穏やかだった。2回目の協議で、選手や(沿道の)観客、ボランティアの安全を確保することが、非常に困難であり、警察の協力態勢を従来通りに得られるのも難しい」と中止に至った経緯を説明。

 今大会の取り扱いについては「第26回大会を開催しようとしたがレースは中止になった」とし、来年開催は第27回大会になる。シード権の取り扱いについては今後、可及的速やかに決める。