男子ハンマー投げの室伏広治(38)が現役続行のテーマに「体力の限界へのチャレンジ」をあげた。室伏は13日、都内で行われた日本陸連の「アスレティック・アワード」に出席。ロンドン五輪銅メダル獲得でアスリート・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)を受賞し、今後について「リオ(五輪)を目指す宣言はできない年齢。半年、1年と様子を見ながらやっていきたい」と話した。

 五輪直後は、今後について「白紙」を繰り返していた。しかし、好きな競技を楽しむためには「長くやらないと」と現役続行を決意。「アジアの鉄人」と呼ばれた父重信氏(67)は41歳目前まで現役で活躍。「目標にはなります」と話した。まずは来年6月の日本選手権。「(19)連覇を目指します」と笑顔で話した。<その他の表彰選手>

 ▽優秀選手賞

 中本健太郎(安川電機)=ロンドン五輪男子マラソン6位、山縣亮太(慶大)江里口匡史(大阪ガス)高平慎士(富士通)飯塚翔太(中大)=同男子400メートルリレー5位

 ▽新人賞

 山縣亮太(慶大)=同男子短距離代表、土井杏南(埼玉栄高)=同女子短距離代表、ディーン元気(早大)=同男子やり投げ10位