日本バスケットボール協会は15日、都内で15年度の日本代表候補を発表した。元NBAの田臥勇太(34=栃木)が4年ぶりに復帰、他にもNBA挑戦中の富樫勇樹(21)、米ジョージ・ワシントン大で活躍中の渡辺雄太(20)ら計27人が選ばれた。唯一の高校生代表として、昨年末の全国高校バスケ連覇を達成した明成(宮城)の八村塁(17)が初選出された。

 この日から味の素ナショナルトレーニングセンターで第1次合宿を開始。6度の合宿を経て、リオデジャネイロ五輪予選を兼ねたアジア選手権(9月23日開幕、中国)に出場する。メンバーは現在の27人から12人に絞られる。男子代表は76年モントリオール大会から五輪出場していない。近年はアジアでも低迷しており、五輪出場権の壁は高い。田臥は「代表候補に選ばれたことは光栄。激しく競争していきたい」と意気込んだ。

 日本協会は国際連盟(FIBA)から無期限の資格停止処分中だが、19日のFIBA常務理事会で、制裁の一部が解除される予定。今回は制裁解除を見込んで代表を発表し、始動した。