世界ランキング20位の日本は、同13位のオーストラリアに25-15、25-21、25-27、25-18で勝利を収め、通算成績を2勝1敗とした。

 第1セットは清水邦広、柳田将洋のスパイク、204センチ山内晶大のブロックなど相手を寄せ付けず先取した。第2セットは一進一退の攻防が続き、15-15の場面で、19歳石川祐希が、スパイクを決めて流れを呼び込んだ。第3セットは先に24点を奪い、一時マッチポイントまで見えたが、相手の驚異的な粘りに屈し1セット落とした。

 第4セットは7-7からリベロ永野健の好レシーブ、石川の強烈なスパイクなど4連続ポイントで11-7と突き放した。22-18からは石川がバックアタックで23点目。24点目は清水が気迫のアタックでブロックを打ち抜いた。最後は再び清水がブロックを決めて、試合を締めた。

 チームトップの22点を挙げた清水主将は「自分自身ミスが多かったけど勝負どころで決められたので良かったと思う」と声をはずませた。

 このほか米国、イタリア、ポーランドが開幕3連勝となった。日本は次戦12日にカナダと対戦する。

 大会は12チームが総当たりで対戦し、上位2チームがリオデジャネイロ五輪の出場権を獲得する。日本は2008年北京大会以来の五輪出場を目指す。