世界5位の錦織圭(27=日清食品)が、今季4大大会初戦をフルセットの死闘で制した。同45位のクズネツォフ(ロシア)のスピードボールに手を焼きながらも5-7、6-1、6-4、6-7、6-2の3時間34分で下し、7年連続で初戦を突破。

 これで4大大会の5セット試合は13勝3敗、全豪に限れば4戦全勝と無類の強さを誇る。2回戦では同72位のシャルディー(フランス)と対戦する。

 ◆最終セット勝率 錦織の最終セットの歴代勝敗は、この日の勝利で101勝30敗となった。勝ち星では、トップの歴代選手に比べ、まだ実働期間が短いため、勝数は100位以下。トップはコナーズ(米国)の232勝。勝率ではコナーズは7割に達しておらず、7割を超えているのは上位5人だけ。その内、錦織とジョコビッチだけが7割5分を超えている。