日本ボクシング連盟が用具の独占販売の疑いを指摘されている兵庫・加古川市の販売店の住所は喫茶店で、7月31日も通常営業していた。

 近隣住民は「地元の主婦がよく通っている人気店」と証言。そこにスポーツ店はなかった。「日本ボクシングを再興する会」の告発状によると、12年1月から今年5月にかけて、この1店だけに検定品を販売させていた。試合用グローブなどが市場価格より2~3割高額で販売され、振込先口座は山根明会長(78)の親族らの名義だったという。

 ◆助成金不正流用問題 リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)に男子ライト級で出場した成松大介選手(自衛隊)に対し、15年度に日本スポーツ振興センター(JSC)から交付された助成金240万円が、山根明会長の指示で3等分され、助成対象外の2選手に80万円ずつ渡されたとされる問題。有志で作る「日本ボクシングを再興する会」は同問題のほか、試合判定での不当操作や、山根会長から関係者へパワハラなどがあったとして、計12項目の不正を指摘する告発状をJOCなどに提出した。