<テニス:東レ・パンパシフィック・オープン>◇2日目◇26日◇東京・有明テニスの森公園

 41歳の誕生日を2日後に控え、クルム伊達公子(40=エステティックTBC)が大ピンチだ。予選勝者で世界155位のマンディ・ミネラ(25)に6-1、3-6、3-6で逆転負け。初戦で姿を消した。第1セットは速攻で1ゲームしか落とさなかった。しかし、第2セットに入ると、相手の粘りもあり「ベストパフォーマンスができなかったのは残念」。8月中旬に左手甲と小指の付け根にひびが入り、練習不足だったのも響いた。

 この敗退で現在68位の世界ランクは、来週には80位前後に落ちる。2週間後のHPオープン(大阪)では、昨年準優勝で獲得したポイントも大きい。もし、初戦で敗れることでもあれば、一気に世界ランクは100位以下に下降する可能性もある。「限られた時間だが、少しずつ戻したい」。クルム伊達にとって、正念場が訪れている。

 また、森田あゆみも2回戦で敗れた。