卓球のロンドン五輪女子団体銀メダルの石川佳純(19=全農)が22日、都内で行われた日本リーグ後期大会で、五輪後初の試合を行った。

 ゴールド選手(レンタル)として女子1部の日立化成から出場し、エリートアカデミーと対戦した。すると、相手が出してきた選手は実の妹の梨良(りら=15)。公式戦初となる姉妹対決に緊張したという石川は、第3ゲームはジュースに持ち込まれたが、最後は3-0のストレート勝ちで下して姉の貫禄(かんろく)を見せた。

 「お姉ちゃんですけど、五輪メダリストなので、思い切って胸を借りてできました」という妹に、石川は「何本もいいボールを決められて、すごく強くなってるなって感じました。すごい不思議な感じだったけど、うれしかった」と、姉妹対決を喜んでいた。

 試合はエリートアカデミーが3-2で日立化成を破った。