政府は23日、世界選手権と五輪と合わせて13大会連続世界一を達成したレスリング女子55キロ級の吉田沙保里選手(30=ALSOK)に、国民に深い感動と勇気を与えた点を評価して国民栄誉賞を授与することを正式に決めた。授与式は11月7日。栄誉賞は、昨年のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」以来で、20例目となる。
吉田選手は東京都内で記者会見し「世界大会14連覇、リオデジャネイロ五輪の金メダル獲得に向けるなど、世界記録を更新することが国民栄誉賞に応えることだと思う」と喜びを語った。藤村修官房長官は授与理由について「レスリング史上前人未到の偉業を成し遂げた。女性スポーツのフロンティアを開拓した」などと述べた。
吉田選手は世界選手権で2002年から負けなしで、ことし9月に10連覇。五輪は04年アテネ、08年北京、ことしのロンドンと3連覇した。13大会連続世界一はロシアの英雄で男子のアレクサンドル・カレリン氏の記録を上回り、14日にはギネス世界記録の認定証を受け取った。
国民栄誉賞の第1号は本塁打世界新記録を達成した野球の王貞治氏。スポーツ界から柔道の山下泰裕氏、マラソンの高橋尚子さんらが受賞し、11年女子ワールドカップ(W杯)で初優勝した「なでしこジャパン」は団体として初受賞した。



