関西在住の山梨県出身者として、この秋はうれしいニュースがあった。阪神育成2位の奥山皓太外野手(22=静岡大)は、山梨県甲府市出身。記者は関西に住んで3年目。同郷の人に会ったことはほとんどなく、出身の町こそ違うが、勝手に親近感を持った。奥山の入団により、来季から山梨県出身の現役NPB選手は楽天渡辺佑樹投手(24)と合わせて2人になる。
奥山は、県内有数の進学校・甲府西から静岡大に進学。阪神ではドラフト制度導入後は初となる国立大出身選手という異彩な肩書と、186センチ、93キロの大柄な体格、50メートル5秒8、遠投120メートルと身体能力抜群を身にプロの世界に飛び込む。
背番号は128。阪神には、同じ甲府市出身で92年に新人王となった久慈照嘉内野守備走塁コーチという頼もしい存在がいる。球団こそ違うが、山梨市出身で外野手だった巨人の松本哲也ファーム外野守備走塁コーチは06年に育成3位で入団。1年目で支配下を勝ち取り、09年には育成出身選手初のゴールデングラブ賞、新人王を獲得する出世を果たした。
ルーキー奥山は「トリプルスリー」という大きな野望を掲げながら、入団会見では「自分がプロの世界で活躍して結果を残すことで、国立大学で野球をやっている選手の夢や励みになれば」と誓いを立てた。大先輩に続き、地元を代表する選手に育って欲しい。【アマ野球担当=望月千草】




