<ソフトバンク0-1西武>◇1日◇ペイペイドーム

「真っ赤」に燃えたはずのハートが月が変わって消沈した。ソフトバンクにとって5月12日のロッテ戦以来、50日ぶりとなる本拠地ペイペイドームでの有観客試合。スタンドはため息に包まれ、掲げる「7月反攻」も痛すぎる敗戦スタートとなってしまった。

8連敗中の「天敵」を攻略できなかった。西武先発の高橋から放ったヒットは初回先頭の三森の左前打だけ。5回まで先頭打者の3四死球があったが、後続は無惨にも断ち切られ、ホームが遠かった。好投手は簡単に攻略できるものではない。着実にプレッシャーをかけるには2回無死一塁から松田のバントの手もあったろう。4回には無死一塁から3番中村晃にバント指示も、送れなかった。前日(6月30日)、北九州での大勝が「イケイケ」ムードを助長したのか。首脳陣に徹底した「1点主義」が見られなかったように感じた。大勝の翌日は着実に…。昔、ある監督がそう話していたのを思い出した。

話はそれるが、先日、あるテレビ番組で日本代表の女子新体操チームのリポートがあった。東京五輪で金メダルを目指すためにキャプテンが言っていた。「私たちは世界一の練習をやったのか」と。世界一になるためには世界一の練習が必要なのだと。すごいことを言うものだと感心させられた。ホークスにも5年連続日本一を目指すには、そのための練習、準備があろう。徹底するのは首脳陣だが、勝ち慣れで意識が希薄になってきているとすれば、チームとしても「黄信号」だろう。

まだまだ勝率は5割。だからこそ、しっかりと引き締めてもらいたい。7月は五輪中断まで残り10試合。徹底した若手起用も1つの手かもしれない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】