<パ・CSファイナルステージ:オリックス5-0ソフトバンク>◇第1戦◇12日◇京セラドーム大阪
やはり攻略は厳しかった。ソフトバンク打線はオリックスのエース山本から得点することはできなかった。8回5安打0封。2度の得点機も後が続かなかった。CSファイナル初戦。敵地・京セラドーム大阪で痛い黒星を喫してしまった。「泥臭く点を取りにいく」と話していた藤本監督だったが、泥臭いシーンすら与えられない完敗だった。
アドバンテージの1勝分があるから、ホークスにとっては●●となる。敗戦を引きずっていては状況を好転させることはできない。短期決戦は勝っても負けても1戦1戦の気持ちの切り替えが重要。「過去」を振り返らず、次戦からの必勝を肝に銘じるしかない。
光明はあった。6番一塁で先発出場した中村晃が、中前打、右前打と山本から2安打した。3打席目は右飛に倒れたものの、当たりは良かった。ファーストSでは7打数1安打に終わったが、大阪入りしてから体調面を含めコンディションは上向きという。今後の戦いで打線の「キーマン」になりそうな予感がする。
中村晃は今季山本に9打数1安打、打率1割1分1厘と抑え込まれていたが、サドンデスの勝負では「過去」は参考にならないものだ。ちなみに、次戦以降の相手先発は宮城、田嶋の左腕2人がくる。今季は宮城に6打数0安打、田嶋にも8打数0安打。2人に打率0割と完全に封じ込まれているが、このデータを首脳陣がどう判断するのだろう。5回に山本から放った右前打は自打球を右ひざ付近に受けながら痛みをこらえて153キロの直球をはじき返した。チームでもNO・1の勝負強さを誇る男だけに左対左にこだわることもないと思う。
「自分の打撃はできたもののチームを勝ちにつなげることができず悔しい。明日はしっかりと切り替えてチームの勝ちにつながる1本を打てるように頑張りたい」。試合後、中村晃は広報にそうコメントを託した。頼れるバットマンが必ず「結果」を出してくれる気がする。【ソフトバンク担当 佐竹英治】





