<ソフトバンク6-4日本ハム>◇2日◇みずほペイペイドーム
連日のように続く「猛暑日」には疲労倍増で尻込みしてしまうが、熱く強いホークスには鷹党のボルテージも上がりっぱなしだろう。8月に入ってもチームは相変わらずの強さで日本ハムに完勝した。4年ぶりのV奪回へ「チャレンジャー」として突き進む小久保監督は優勝マジック点灯の話題に、報道陣に「禁句」と言って口にチャックも、有終のゴールへ着実に歩みを進めているのは確かだ。
残り49試合。仮に借金1の24勝25敗となっても、通算成績は84勝55敗(3分け)。2位ロッテ以下のチームがこの数字を上回るのは現実的にも厳しいだろう。
「そんなに試合に出ているわけではないので、疲れはないです」。球宴前に、そう話していたのはベテラン中村晃だった。この日は、3点をリードした6回1死一塁の場面で代打出場。四球を選んだ。一塁走者・周東の盗塁や2つの暴投もあって貴重な得点を打席でアシスト。8回の2打席目は一、二塁間を割る右前打。中村晃にとって8打席ぶりの快音だった。この一打でチームは今季35度目の2桁安打。正念場の夏は打ち勝つ戦いが常道。立ち上がりに4番山川、5番近藤のバットで3点を挙げたのだから試合のリズムも作りやすかったろう。
個人的な思いだが、中村晃の先発出場が見たい。開幕から小久保監督の構想で「代打の切り札」としての役割を担っていることは理解しているが、一塁の守備といい、打撃面でもゲーム当初からの姿は何とも頼もしい。山川がDH起用の場合は、左右の投手に関係なく一塁を守る背番号7の姿が見たい。不振なら代えればいいだけ。勝負の後半戦をスキなく駆け抜けるためにも、1打席の代打でなくグラウンドに立つ中村晃の存在感は必要な気がする。34歳、まだまだ老け込ませるわけにはいかない。




