大垣日大(岐阜)が快勝で2年連続の甲子園切符をつかんだ。

 プロ注目の右腕・修行恵大(しゅうぎょう・けいと)投手(3年)が10三振を奪い、1失点完投。打線は機動力を生かし、得点を重ねた。阪口慶三監督は「100回大会に、子どもたちを甲子園に連れていける。一生忘れられない大会になる。74歳になっても、子どもたちとグラウンドにおれるという、こんな素晴らしい仕事はない」と男泣きした。指揮官として迎える52度目の夏に、春夏通算32度目の甲子園出場を決めた。74歳の名将が記念大会で夏初めての頂点を目指す。

 ◆大垣日大 1963年(昭38)に創立された私立校。生徒数は1149人(女子585人)。野球部も創立と同時に創部され、部員数48人。甲子園は春3度、夏5度目。主なOBは元阪神の曽我部直樹、中日阿知羅拓馬。所在地は岐阜県大垣市林町6の5。古田健二校長。

◆Vへの足跡◆    

2回戦7―0麗沢瑞浪

3回戦6―2各務原

4回戦3―1岐阜各務野

準々決勝3―2中京学院大中京

準決勝4―2岐阜第一

決勝7―1大垣商