金足農(秋田)のプロ注目右腕、吉田輝星投手(3年)が13三振を奪い完投。2試合連続の2桁奪三振をマークしてチームを23年ぶりの3回戦に導いた。

 1回戦の鹿児島実戦では157球を投げ14奪三振。中5日空けてのこの日は154球で13三振を奪った。

 8回に大友朝陽外野手(3年)が勝ち越しのソロ本塁打を放った。「大友が打ってくれたので絶対に逆転を許しちゃダメだと。全力でいこうと思いました」。

 8回裏を3者連続三振。9回にはこの日の最速タイとなる149キロをマークしリードを守った。

 「7回くらいで疲れていましたが(勝ち越し弾の大友の)一発で目が覚めました。冬に一緒に厳しい練習をしてきたので『ここでへばってはダメだ』と思い投げました」と話した。