日本高校野球連盟は30日、大阪市内で今夏の第101回全国高校野球選手権大会の運営委員会を開き、同大会の日程を決めた。8月3日に抽選会。同6日に開幕、順延がなければ同21日に決勝を迎える。

最大の変更点は大会中の休養日を従来より1日増やし、2日とすることだ。13年夏から休養日を取り入れ、現在は準々決勝の翌日に設定している。新たに準決勝の翌日にも休養日を入れる。準々決勝以降は1日おきに試合が入ることになり、連戦を避けられる。

主催者は「3回戦のあとにという議論もあった。最終的に、日本一を決める大会はできるだけいいコンディションでということになった」と語った。昨夏の甲子園で連戦連投だった金足農(秋田)の吉田輝星投手(18=日本ハム)が決勝で明らかに疲れを見せ、途中降板。結果、大阪桐蔭に完敗した。その影響を問われると「確かに吉田くんを見ていると(連投は)相当疲れるというのは分かったが、とくにあの試合があったからというわけではない」。球場側などとの長年の話し合いを経て、実現にこぎつけたと説明した。

雨天などで3日順延した場合、まず準決勝のあとの休養日が消滅。4日順延すれば準々決勝のあとの休養日も消えるという。

さらに猛暑の時間帯を避けるため、試合の開始時間も早める。1日3試合開催の日(第5日、第9日)は第1試合の開始時間を午前8時からにする。従来は午前9時30分からだった。また、準決勝は午前9時からとする。昨夏の準決勝は第1試合が午前10時、同第2試合が午後0時30分だった。

昨夏の京都大会で行われた1、2試合目のあとに時間を空けて、夕方に3試合目を再開する案も話し合われたが、数万人の観客の待機場所などの問題から、今回は見送られた。

一方で決勝の開始時間は午後2時のままと決まった。主催者は会見で「大会終盤はとくに疲労がたまる。しっかり休んでほしいのが大きな理由。準決勝のあと、丸2日休んで臨める」と説明した。

高野連は球児の健康管理の観点から、昨春の甲子園からタイブレーク制度を導入。昨夏の甲子園では開会式や試合中に給水タイムがとられた。ベンチ内のクーラーは従来より1・5倍の強度で稼働。アルプス席にはミスト(霧)の散水機を3台ずつ用意。球場の内外に大型の扇風機も設置した。

今年も新たな熱中症対策に取り組んでおり、球場外に日陰スペースを設けるなどの構想があるという。4月の第2回運営委員会で具体案を発表する予定。