<高校野球大阪大会:東海大大阪仰星10-0関西第一>◇21日◇3回戦◇シティ信金スタジアム
東海大大阪仰星との大学系列校対決は、5回コールドで終わった。夏本番を迎える前に、関西第一は秋への準備を始める。主将、またはエース候補の1人として新チームの軸に期待されるのが、阪神福原投手コーチの長男・大夢(ひろむ)捕手(2年)だ。
高校入学時は三塁も守った。投げ方を矯正する狙いで川島史裕監督(40)の勧めもあり、投手も始めた。新チームでは本職の捕手ではなく、投手が軸になる。
学校は98年、人望の厚い指導者だった故尾崎光宏監督に率いられ、阪神などで活躍したエース久保康友を要してセンバツ準優勝。夏も8強入りした。そんな伝統校も、新チームは部員わずか16人のスタートになる。そんな状況を考え、福原は「全員が2つ3つのポジションをできるようにと考えています」と明かした。涙にくれる先輩の姿を目に焼き付け、最上級生になる自覚を持ってチームの将来を真剣に考え始めている。
川島監督が認めるのは、福原のそんな側面。「一番話ができる。考え方もユニークですし、自分の考えていることを言葉にできる子です」。父から教えられた「時間厳守と忘れ物をしない」を守って成長してきた。秋からは、伝統校を支えてきた多くのOBの期待に応えていく。【堀まどか】

