5度目出場の立大(東京6大学)が、OBの巨人長嶋茂雄終身名誉監督(81)が観戦する前で、59年ぶり4度目の日本一に輝いた。過去3回の優勝時の詳細は次の通り。

 ◆第2回(53年) 20年ぶりのリーグVの立役者となったエース左腕の小島が中心。打撃では加賀、山田らに加え、大沢、伊藤、古田らの機動力を武器とした。中大との決勝では1点ビハインドの7回に逆転し、6-2で初優勝を飾った。

 ◆第6回(57年) 三塁手長嶋、投手杉浦、遊撃手本屋敷の「立教三羽がらす」と呼ばれた3人がチームの軸。関大との準決勝では杉浦が12奪三振の快投を見せると、決勝では拝藤が専大相手に二塁を踏ませず、5-0で優勝した。

 ◆第7回(58年) 主力3人が抜けて戦力低下が懸念されたが、投手ではアンダースロー森滝、左腕の五代、野手では高林、片岡、杉本らが攻守でチームを支え、春のリーグ戦は10戦全勝の完全V。中大との決勝では救援した森滝の力投で4-3と逃げ切り、連覇を果たした。