海外FA権を行使してメジャー移籍を目指す西武秋山翔吾外野手(31)が21日、都内のホテルで行われた「ゴールデンスピリット賞」の表彰式に出席。現時点での進捗(しんちょく)状況などについて話した。

同賞はプロ野球人の社会貢献を表彰するもの。15年から、ひとり親家庭の親子を球場に招待する企画を継続してきた秋山は「数々の先輩方が受賞した賞。大変光栄に思います」と喜びを口にした。表彰後にはメジャーとの交渉状況に関し「自分がどうこう動いてというものではないので。代理人に話を進めてもらっている段階。ちょくちょく連絡はありますが、今の段階で話せるほど固まっていないです」と説明した。

またカブスのダルビッシュ有投手(33)が、ユーチューブに投稿した動画で「(秋山は)バッティングは素晴らしい。(カブスに)フィットすると思う」などとコメントしたことには「ダルビッシュさんみたいに長く経験してくれる人が評価してくれるのはありがたいと思います」と話した。

秋山は10月31日の侍ジャパン強化試合カナダ戦で死球を受け右足薬指を骨折。代表は離脱したが、日本開催の2次ラウンドはすべて球場で生観戦。シャンパンファイトにも参加して喜びをともにした。患部の状況については「すぐにくっつくものでもないですが、前回の検査では、少し良くなっていると言ってもらいました」と説明。まずはケガをしっかり治し、メジャーの舞台に備える。