強気の言葉は決意の表れだ! 阪神高山俊外野手が400万円増の年俸3600万円で契約を更改し、レギュラー奪取へ自らにハッパをかけた。

昨季の45試合から105試合と出場数を増やし、球団からは守備と走塁を評価された。それでも本人は「もっとやれると思って臨んでいたので。全然、納得のいく感じではなかった」と振り返った。スタメン出場は62試合にとどまり、打率2割6分9厘。16年の新人王には、物足りない結果となった。

来季に向け、思いをあえて言葉にした。「僕の中で『まだできる』という気持ちもある。来年は(福留)孝介さんや糸井さんや近本を押しのけて『高山に勝てなかった』って言われるくらいに。ちょっと大口をたたきましたけど、そのくらい自分にプレッシャーをかけてやりたい」。自らを奮い立たせ、外野を争う3人に挑戦状をたたきつけた。

スタメンへの思いは、人一倍強い。今季は右投手に打率2割9分6厘に対し、左投手には1割7分2厘。結果を残した翌日でも相性を理由にスタメンを外れることも多かった。「そこが一番、悔しいポイント」。勝負の5年目へ「誰が見ても『よくやった』という1年にしたい」と、力を込めた。