ヤクルト中村悠平捕手(29)が6日、都内の球団事務所で契約更改会見に臨んだ。年俸固定の3年契約の2年目となり、今季と同じ9000万円でサインした。

11年目の今季は126試合に出場して打率2割6分9厘、5本塁打、36打点。途中で代打を出されることが多かった昨季と比べて打率、打点ともに向上し「個人としては頑張ったんじゃないかと言われた。満足はしていない。捕手はチームの成績に直結するポジション。(最下位で)やっぱり悔しいシーズン」と総括した。

来季は前楽天のベテラン捕手、嶋が加入する。「キャッチボールしても、バッティングしても、何をするにも嶋さんの顔が浮かぶ。こういうこと(嶋獲得)になったのも、僕がもっと出来たところを、球団が物足りなく感じたから。自分が招いたこと」と意識しまくっている。

10月に右肘のクリーニング手術を受け、リハビリは順調だ。「秋のキャンプに行っていないので、オーバーワークにならない程度に走り込み、打ち込み、追い込んでいきたい」と巻き返しの冬にする。「他の選手と競い合って、勝ち取って、出場できるように。来年も規定打席に立ってキャリアハイを出したいと思っている」。正捕手の座は渡さない。(金額は推定)