昨年の甲子園を沸かせた2人が大学での野球生活をスタートさせた。習志野・根本翔吾外野手と石岡一・岩本大地投手(ともに3年)が1日、東京・八王子の中大野球部寮に入寮した。

根本は昨春センバツ準優勝。夏も出場した。甲子園での経験を「星稜の奥川投手とも対戦できました。上の投手の球質を体験したことで、自分の技術がどこまで通用するか、理解できるようになったと思います」と振り返った。大学4年間で伸ばしたいところを問われると「技術はもちろん、いろいろ学んで上の野球でも活躍できるよう磨いていきたいです。プラス、大学生として先輩方から学ぶことはたくさんある。野球だけでなく、将来、人生で生かせることを学んでいきたいです」と意気込んだ。

岩本は昨春センバツに21世紀枠で出場。初戦で惜敗したが、最速146キロ右腕はプロからも注目された。「甲子園の経験があったから、練習のモチベーションが上がりました。全国では通用しないと感じながら練習できました」と明かした。プロ志望については「夏、(茨城県で)勝ち上がれず、プロに行くには力が及ばないと思いました。(中大が属する)東都は強いリーグ。4年間頑張って、プロに行けるように」と成長を誓った。