中日は29日、新型コロナウイルスに感染の阪神伊藤隼太外野手(30)に接触したと聞き取り調査をした15人の処遇を発表した。15人はすべて2軍首脳陣、選手、スタッフであることも明らかにした。 

球団はNPB、Jリーグの専門家チーム・地域アドバイザーの愛知医科大・三鴨広繁教授のアドバイスで2選手を4月5日までの1週間自宅待機にした。残りの12選手、スタッフは同日まで時間をずらして練習、業務を行い、1選手に関しては1日から通常通り2軍練習に加わる。

同教授によると、いずれの選手、スタッフも濃厚接触とは判定しがたい状況。数分の会話のあった選手、複数回の会話、身体的な接触(グータッチ)があった2選手について、大事をとって自宅待機にした。12人は数秒、数十秒程度のあいさつ、会話などのため、他選手らと時間差で練習を継続する。現時点では15人は発熱など体の異常を訴えていない。中日の1、2軍は30日まで練習休みで前日からナゴヤ球場への立ち入りも禁止。30日にナゴヤ球場の消毒を行う。なお、今回の措置により4月3~5日に予定されていた広島との2軍練習試合(ナゴヤ)は中止になった。

また、2日連続で午前中の発熱で練習を欠席した平田良介外野手(32)は、平熱に戻った。