巨人岩隈久志投手(39)の今季限りでの現役引退に伴い、残る近鉄戦士はヤクルト近藤一樹投手(37)と坂口智隆外野手(36)の2人となった。岩隈の引退発表を受け、19日、坂口が球団を通じてコメントを発表した。

坂口が近鉄として最後のドラフト1位選手として入団した03年。岩隈はエースとして活躍していた。「僕が近鉄バファローズに入団した時には、エースと呼ばれる存在だったのに寮で新人の僕に大変優しく接して頂いて、すごい選手なのに本当に優しい人なんだと感じたのが一番の思い出です」と振り返った。

その後所属がオリックスと楽天に分かれ、チームメートから対戦相手となった。通算の対戦成績は56打数13安打。打率は2割3分2厘で、12三振だった。最後の対戦は11年9月30日の京セラドーム大阪。その際には3打数2安打をマークした。「岩隈さんは楽天に、僕はオリックスに行って対戦もたくさんしましたし、思い出もありますが、人間的に素晴らしく、こんな人柄になりたいと思いました。長い現役生活本当にお疲れさまでした」とコメントした。