ヤクルトは25日、コーチの就任について発表した。

今季楽天の1軍投手チーフコーチを務めた伊藤智仁氏(50)が、1軍投手コーチに就任する。

元横浜(現DeNA)監督で、ノースアジア大明桜(秋田)総監督兼投手コーチを務めている尾花高夫氏(63)が、2軍投手チーフコーチに就任する。

2人はこの日、都内の球団事務所を訪れて契約を結んだ。

伊藤氏は、92年ドラフト1位でヤクルトに入団。右肩痛に苦しみ、03年に引退。04年からヤクルトの2軍投手コーチ、08年からは1軍投手コーチ。高津監督とは現役時代だけでなく、1軍投手コーチも3年間、ともに務めている。「ここ数年の課題である投手陣の、数字的にもよくないというところをしっかり改善していかないといけないかなと思います」と話した。

尾花氏は、77年ドラフト4位でヤクルト入団。82~85年に4年連続2ケタ勝利。88年には開幕投手を務めた。現役引退後は、ロッテ、ヤクルト、ダイエー(ソフトバンク)、巨人などでコーチを歴任、元横浜(現DeNA)では監督を務めた。「育ったところなので、お役に立てればなと思います。底上げするしかないと思いますので。今いる1軍選手が脅かされるような、それを上回るような、そういう選手を育成するというのが私の役目だと思う」と話した。