新任の阪神江草仁貴2軍投手コーチは兵庫・西宮市の球団施設で会見。かつての名リリーバーは「中継ぎがしっかりしていると、いつか逆転できるだろうと野手も思うし、先発もこの回まで投げておけば大丈夫と集中して投げられる。ゲームメークする上で重要。優勝することの楽しさ、難しさは分かっている」と熱弁した。

前回優勝した05年に、強力救援陣の一翼を担った。橋本健太郎、桟原将司との救援トリオ「SHE」は僅差のビハインドか同点時が出番。江草氏らの踏ん張りで逆転劇が何度も生まれた。

西武、広島でもプレーし、17年に引退後は介護施設を経営する一方、大阪電通大でコーチを務めるなど、幅広く経験を積んできた。「18~22歳ぐらいの子を指導した経験を生かせると思う。今の子は納得しないと行動しない」。1、2軍投手コーチは同氏以外全員が右投げ。20歳の及川やドラフト2位の創価大・鈴木勇斗投手(21)ら若手左腕への好影響も期待できそうだ。

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