日本ハムを自由契約となっていた西川遥輝外野手(29)が25日、オンラインで楽天の入団会見に臨んだ。背番号「6」で、年俸8500万円。11月16日に日本ハムからノンテンダーとなることが発表され、1カ月たって新天地が決定。「もしかしたら野球ができないんじゃないかとネガティブな考えにもなった。また野球ができることに非常に喜びを感じています」と表情を引き締めながら話した。

北海道から東北へ戦いの舞台を変えて、新たなスタートを切る。日本ハム時代は高い出塁率と通算311盗塁の脚力を誇ったスピードスター。楽天のチーム盗塁数45は4年連続リーグワーストで、9年ぶりの日本一へ向けて、機動力向上に直結する存在。「もう1回気持ちをあらためて、本当に自分を見つめ直して。すべての部分でキャリアハイを出して、石井監督を胴上げできたら」と闘志を燃やしていた。

石井GM兼監督は「塁に出ることに特化した素晴らしい選手ですし、次の塁を狙うところも素晴らしい才能を持っている。普通に見て一流の選手」と評価する。今季まで楽天に所属し、功労者である藤田とも話し、背番号6を託すことを決めた。

今季西川の定位置は左翼で、中堅12試合に対して112試合に出場した。指揮官は「みなさん肩に問題があるところを言うと思う。そこを補う部分は、守備範囲にしてもしっかりと持っている選手」と信頼を寄せている。実績ある西川の加入で、外野手陣の競争が激化するのも必至。新たな風を入れ込み、相乗効果を促す。【湯本勝大】

◆楽天の外野手陣 今季は32歳岡島が主に右翼で113試合、24歳辰己が中堅で112試合、31歳島内が左翼で103試合に先発した。3選手そろっての布陣は48試合あった。渡辺佳やオコエ、小郷、田中和ら若手も来季の定位置を狙う。これに今季24盗塁で盗塁王の29歳西川が加入。楽天の個人盗塁数は、辰己と茂木の6盗塁が最多だった。石井GM兼監督は「やみくもに世代交代させるつもりはない」と高いレベルでの競争に期待した。