日本ハムの楽天戦スタメンは8日阪神戦に続いて、あっと驚くものだった。3番三塁に本来は捕手の清水が入り、左翼と中堅の守備には、内野が本職の中島と水野が、それぞれ就いた。6回裏からは、捕手登録の宇佐見が三塁に。新庄剛志監督(50)は、その狙いを、こう説明した。

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新庄監督 (普段とは)違うポジションを守らせることによって、打席での力の抜き具合が変わると思うんです。僕が、そうだった。守ったことがない場所って(守備の)プレッシャーはないはず。だって、エラーしてもいいという気持ちになれるから。それが、打席のリラックス感につながるかなという考え。

外野の名手として知られたBIGBOSSだが、プロ3年目の阪神時代、チーム事情で急きょ三塁守備を練習後に1軍昇格。第1打席の初球をプロ初本塁打し、甲子園のお立ち台に上がった経験がある。この日、宇佐見は対外試合3試合目で“今季初安打”の二塁打を左中間へ。あと少しでフェンスオーバーという打球を飛ばしたから、監督の狙い通りといったところか。

4番には「バットを持つ角度が良い感じ。なんか、打てる感じがしたんですよね~」と石井を起用し、一時逆転の2ラン。「フライが上がろうが紙一重が多い選手を、開幕に向けて集めていきたい」。先を見据えた起用法と、好不調を見極める眼力で柔軟に布陣を組む。新庄ハムにとって3戦目で初黒星も、進化を感じさせた。【中島宙恵】