DeNAが故障で主力を欠く中、チーム一丸で巨人に勝利し、連敗を2で止めた。8日に抹消された三嶋に代わってセットアッパーを任された伊勢が、8回から登板し3者連続三振。9日に抹消された大田に代わって、スタメン出場の関根はマルチ安打で得点に絡んだ。三浦監督は「選手たちが『俺も、俺も』と、もっともっと出てきてもらいたい。チャンスですから」と期待した。

春季キャンプから取り組む1つ先の塁を狙いにいく「走塁」で、主導権を奪った。1回無死満塁、牧の浅めの左飛で三塁走者の桑原が生還。左翼ウォーカーが本塁に送球する間に、各走者が二塁と三塁へと進塁し、続くソトの左前適時打で2点を加えた。桑原は「ホームにかえってくるまでが仕事。ああいう走塁で1点取れたのはよかった」と充実感を漂わせた。

7回の守りでは、2死一塁から大城の右越え二塁打で本塁生還を狙った一塁走者・中田を、二塁手の牧を含めた中継プレーで阻止。9回は山崎が3人で締め、リードを守りきった。南場オーナーの出身地・新潟では15年5月10日の巨人戦以来、7年ぶりに勝利。視察したオーナーに白星をプレゼントした。三浦監督は「久しぶりに新潟のファンに勝利を届けられましたし、オーナーの地元で勝ててよかったです」と笑顔をみせた。【久保賢吾】

 

▽DeNA牧(2点リードの7回2死一塁、大城の二塁打で本塁を狙った中田の生還を好返球で阻止)「球場も広かったので、ホームに突入してくるなと思いながら中継した」

▽DeNAソト(背中の張りから復帰し、1回に2点適時打)「状態は少し良くなって、何とか新潟に来ることができたので、勝利に貢献できてうれしいです」

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