プロ野球の西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(55)の父洋文さんが、3月25日に死去した。85歳だった。通夜、告別式は親族だけで済ませた。

同21日に清原氏の次男、慶応高の勝児選手(2年)が甲子園に出場し、ヒットも放った。それから、わずか4日後の訃報だった。

清原氏は「真面目で、無口で、仕事熱心な人でした。我慢強く、粘り強く、本当の男の強さを教えてもらった」などと、亡き父をしのんだ。

清原氏が2016年(平28)に覚醒剤取締法違反で逮捕された際、洋文さんは激励の手紙を送り、身元引受人にもなって更生を全面的に支援した。以後、清原氏は月に1度の薬物検査が終わった直後、洋文さんに電話で報告するのが常だったという。

清原氏は「派手なことが嫌いな父だったので、誰にも何も言わないつもりでした。でも、父がこんな人だったと、自慢の父がこんな人だったと語ることで弔いたい」と、日刊スポーツの独占インタビューに応じた。

幼少時の父との思い出、逮捕後の距離感、洋文さんが入院した後のやりとり、そして最後の会話…亡き父への思いを語った。

このインタビューは、日刊スポーツ・プレミアムで2回にわたって掲載しています。

【独占2時間】清原和博氏「自慢の父がこんな人だったと語ることで、弔いに」/前編