ヤクルト池山隆寛監督(60)が今季の1軍監督就任後は初めて、交代以外のタイミングで試合中にマウンドで直接投手に言葉をかけた。

3回に先発松本健吾投手(26)が2者連続四球で2死満塁のピンチを招くと、指揮官はベンチを出てマウンドへ。投手、捕手、内野手が作っていた輪の中に入り話した後、手をたたくと走ってベンチに戻った。

池山監督は「(松本健が)力みが入っていたので、ちょっと力を抜かしに行ったというか。(捕手の)古賀が高めに構えたやつを引っかけたりしていたんで」と説明。2軍監督時代も行っており、レギュラーシーズンでも「行くと思います」と語った。

口にした言葉は「東京ドームのマウンドを見に来た、と」と笑って明かした。松本健は「僕はツーアウト満塁のピンチだったので、なかなか笑ってはいけなかったのですが、みんなすごい笑って。ちょっと力が抜けるというか。ありがたかったです」と感謝。指揮官の狙い通りの効果があった。

プロ初の開幕ローテーション入りが濃厚な中、先発で4回1/3を6安打1被本塁打3四球1奪三振1失点。3、4回はピンチを招きながらも無失点と粘った。

池山監督は「ボール自体は悪くないと思う。やはり少しのコントロールミスがね。やっぱり(イニングを重ねるごとに)どんどん投げられなくなるので。そういうところも次回登板でしっかり反省というかね、調整してしっかり試合をつくれるようにという話はした」と振り返った。右腕は指揮官からの期待に「開幕に近いところでも先発をさせてもらっている。今年から先発で僕自身もやりたいという気持ちもあった。本当に意気に感じて結果を残していきたい」と燃えた。

イニング数に関しては今回が今季最長で、まだ5回を超えられてはいないが、「今までも先発やっていましたし、そういう意味ではもっともっといける、まだまだ伸ばせる部分はあるかなと思います」と話した。