日向坂46の松尾桜(20)が、15枚目シングルに収録されている五期生楽曲「空飛ぶ車」で初のセンターを務める。真っすぐな向上心と等身大の素顔が魅力の期待の星。初参加の全国ツアー「日向坂46 ARENA TOUR 2025『MONSTER GROOVE』」も開幕し、加入半年を迎えたルーキーが日本中で新風を巻き起こす。【玉利朱音】
■初のセンター
吸い込まれそうな大きな瞳に、強い決意と等身大の内面がにじみ出る。「元々自分の目元は嫌いだったんです。つり目だからか普通に座っているだけで怖いと言われたりもして、でも加入させていただいてからは目を褒めていただくことが多くてうれしいです。猫っぽいと言われます」と照れ笑いした。
今年3月の加入時から存在感を放ち、ライブではセンターを任される場面もあった。今回五期生楽曲で初のセンターに選ばれ「加入してからいくつか目標があって、その1つがセンター曲をいただくことだったんです。なのでうれしかったですし、一方でいざ自分がその位置に立つとなると緊張や焦りがこみ上げてきました」と回想した。
「空飛ぶ車」のミュージックビデオ(MV)は、1人だけ魔法が使えず空を飛べない松尾が、メンバーの支えを受けて宙に浮くことができるようになるストーリーになっているという。
「私自身どうしても周りと比べてしまって落ち込んでしまう性格なんです。MVでも自分だけ魔法が使えない状況に落ち込んで、でも最終的にみんなで1つのことを成し遂げて喜び合うシーンがすごくすてきだと思いました」と語った。
五期生10人は加入約半年ながら、個性際立つキャラクターや堂々としたパフォーマンスを見せており、ファンの心をつかんでいる。
同期について「1人1人の向上心の高さをすごく感じます。他のメンバーの活躍を見て『自分ももっと頑張らなきゃ』っていう前向きな気持ちで活動しているのが、普段の会話や行動でも伝わるんです」とアピール。「ブログでも写真や題名などで、いかに皆さんの心をつかむことができるかみんな試行錯誤しています」と笑顔で明かした。
■初全国ツアー
松尾自身、アイドル活動にかける思いは強い。かねて女性アイドルに憧れて五期生オーディションに挑んだ。「ぶつかる壁も多くて悩むこともあります。でも『まだ加入したてだからしょうがない』という考えはあまり好きじゃなくて、すごくアイドルを楽しんでるねって言ってもらうのが目標です」と力を込めた。大事にしたいのは「振り幅」で「かっこいい曲も、かわいいはっちゃけた曲にも染まれるアイドルになりたいです!」と意気込んだ。
このほどグループの全国ツアーが開幕。6都市13公演で、五期生にとっては初のツアーとなる。「振り入れでは先輩方の吸収力のすごさを改めて感じました。先輩方とパフォーマンスする曲もあり、少しでもついていけるよう自分と闘っています」と語った。
リハーサルなどを経て先輩メンバーとの交流も増えた。「平岡(海月)さんや清水(理央)さんとお話しさせていただく機会が増えて、振りに入る前にもほほ笑みかけてくださいます。小坂(菜緒)さんにはお誕生日にお祝いの言葉を伝えさせていただき、その後1対1でお話しできる機会があってすごくうれしかったです」と笑みをこぼした。
グループとしても、今春に一期生が全員卒業してから新体制で臨む初ツアーとなる。「おひさま(ファンの総称)もまだ知らない日向坂46をお見せしたいと思います。これまでの伝統やおひさま全員を巻き込んで盛り上げるライブを継承しつつ、新たな風を吹かせられるようなツアーにしたいです!」と決意した。
期待のニューヒロインが、アイドル人生の坂道を全力で駆け上がる。
◆松尾桜(まつお・さくら)2005年(平17)6月8日、神奈川県生まれ。昨年から行われた五期生オーディションに合格し、今年3月に加入。愛称は「おさく」「さくら」などで、「同期からは“さくらぶりー”と呼ばれます!」。ペンギンが好き。159・2センチ。血液型A。








