今秋スタートの次々期NHK連続テレビ小説「スカーレット」の追加キャストが21日、制作のNHK大阪放送局で発表され、ヒロイン戸田恵梨香(30)の幼なじみ役で林遣都(28)大島優子(30)らの出演が決まった。

滋賀県甲賀市信楽を舞台に高度成長期に懸命に生きる女性陶芸家・喜味子を描くドラマ。林はヒロインの同級生で、信楽にある雑貨店の1人息子。気が弱く、引っ込み思案で、ヒロインとは正反対の性格だったが、後に大きな変化を遂げ、ヒロインを驚かせる。

大島は、同じくヒロインの同級生で、名家のお嬢様。プライドが高く、勝ち気な性格で、喜美子とともに柔道まで一緒に習う設定だ。

また、「謎の旅人」役で佐藤隆太(38)が出演。佐藤の役柄はヒロイン一家に居候していた男。戦時中は満州で働いていたといい、幼い喜美子に温かく接し、折に触れ喜美子の前に現れ、新たな道を選ぶきっかけを与えていく。

戸田演じるヒロインの父は北村一輝(49)、母は富田靖子(49)。財前直見(53)水野美紀(44)溝端淳平(29)桜庭ななみ(26)らの出演も決まり、同日、全員が大阪市内での記者会見に出席した。

今作の脚本は水橋文美江氏。ヒロイン発表は昨年12月に行われ、戸田は白のドレスで登壇。9月30日にスタートで、新元号で始まる初の朝ドラとなることから「新元号を代表する女優になれたら」と意気込んでいた。