米カリフォルニア州北部の街フリーモントに住む若者7人が、自宅待機命令に従わずに車でドライブに出かけて1人1000ドル(約11万円)の罰金が科せられたと報じられた。

地元メディアによると、7人はロードトリップと称して車で南に1時間ほどの海沿いの街サンタクルーズへと出かけ、「必要不可欠」な飲み物を買うためにセブン-イレブンに立ち寄ったところ、巡回中の警察官に見つかってしまったという。サンタクルーズ警察はツイッターで、「7人が外出禁止命令を破ってフリーモントからやってきて必要だった飲み物を買おうとしていた。サンタクルーズの市民ではなく、コミュニティーに危険を及ぼすことがあれば罰金が科せられる」とツイートしている。

ロサンゼルスでも先月、自宅待機命令を破ってサーフィンを楽しんでいた男性が1000ドルの罰金を科せられている。ロサンゼルス一帯のビーチは、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため閉鎖されているが、男性はサーフボードを持って海に入っていったという。

また、サンフランシスコでも先週末、閉鎖が命じられているナイトクラブが密に営業をし、100人ほどの客が出入りしていたことが判明。裁判所が令状の発付を初めて行っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)