中川大志(22)が7日、都内のEXシアター六本木で開催中の東京国際映画祭で上映されたアニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」(タムラコータロー監督、12月25日公開)ジャパンプレミアに登壇し、同映画祭に初参加した。中川は「東京国際映画祭に参加するのは初めてで、すごく光栄でうれしいです。ドキドキしています」と喜びを口にした。

中川は劇中で海洋生物学を専攻する大学生の鈴川恒夫の声を演じ、幼いころから車椅子の生活を続ける女の子ジョゼの声を務めた清原果耶(18)と共演した。清原との共演について聞かれると「清原さんも僕もプロの声優ではないので、不安だったり分からなかったりすることも共有しながらアフレコしていましたが、清原さん演じるジョゼが、とにかくかわいくて、どんどん引きこまれていって演技することができた」と振り返った。その上で「この作品の空気感やあったかい世界観が好き。ジョゼが彼女ならではの視点から見た世界が、とてもカラフルで、大きいスクリーンで見て欲しい」と語った。

さらに、劇中で大阪のいろいろな観光スポットが出てくることにちなみ「Go To トラベル」で行きたいところは? と質問が出た。中川は「舞台の大阪に行きたいと思った。2人で出かけるスポットに行ってみたくなると思う! ジョゼ巡りがしたいです」と、アニメの舞台をめぐる“聖地巡礼”に意欲を見せた。

また、19年のNHK連続テレビ小説「なつぞら」で、広瀬すずが演じた主人公なつの夫で気むずかしいアニメ監督見習いの坂場一久役を演じたことを踏まえ「監督が細かすぎて、これ、前のテイクと何が違うのかなと思いながら絶妙な演技をしました。でも僕も気難しいアニメーション監督の役を演じたことがあったなと思って、その時のことも思い出しながら頑張れました」と語った。