サンドウィッチマンの富沢たけし(46)が、「M-1グランプリ2020」で優勝したお笑いコンビ、マヂカルラブリーについて「ほぼ喋らずに転がってるネタをやる勇気は凄い」とつづり、ネット上で議論が巻き起こっている「漫才とは何か?」について自身の考えを述べた。

富沢は22日、ブログを更新し、自身が審査員を務めた「Mー1」で王者となったマヂカルラブリーを祝福。「マヂカルラブリーの、決勝の決勝でほぼ喋らずに転がってるネタをやる勇気は凄い。怖くて自分ならできません。一歩間違えば大惨事になる可能性もあるネタです。それで爆笑をとった」と、物議をかもしているネタに言及した。

「テレビで見ている方も『漫才とは』という自分なりの定義があると思うので、毎年のように『あれは漫才か!?』みたいな話題があがります。僕らの漫才もよく『コントじゃん』という方もいます」と続け、Wikipediaでは「漫才」について「ネタ中に『何をやっても許される』自由な演芸形式となっている」と記載されていることや、M-1グランプリの参加規定、審査基準が「とにかく面白い漫才」とされていることを紹介した上で、「主催者側が漫才じゃないと判断したら失格にすればいいわけで、『点数をお願いします』と言われた以上、審査員は漫才として審査します。そして各審査員は自分の中の漫才の解釈の枠で点数や1番を決めます。漫才は色んな形があっていいし、だからこそ新しい形が産まれ、進化していくんだと思います」とした。

また、「変化と進化を止めないからM-1は、漫才は面白い。今後、M-1で見る漫才について話すなら『漫才かどうか』ではなく『好きな漫才かどうか』が正解なのかもしれません」と私見を述べた。