占い師の細木数子さんが8日、呼吸不全で亡くなった。83歳だった。娘の細木かおりさんが自身のインスタグラムで明かした。お別れの会は14日午後6時から東京都港区南青山2の26の38、梅窓院で営まれる。喪主はかおりさん。

細木さんは、中国古代の「易学」などを長年研究し、六星占術を編み出した。膨大な資料を基にした統計学で、殺界(さっかい)は良くないとされる運気の流れをいう。この占い術が広く知られ、2000年代になると数多くのテレビ番組に出演。TBS系人生相談バラエティー「ズバリ言うわよ!」やフジテレビ系「幸せって何だっけ~カズカズの宝話」など高視聴率番組にレギュラー出演するなどしたが08年に、「本業に専念したい」と番組出演を封印。その後は、ほとんどテレビなどの露出はなかった。番組内ではタレントに改名を促したり、地獄に落ちるなど、厳しい言葉を浴びせながらも、歯に衣(きぬ)着せぬ発言で視聴者の人気を得ていた。

また、著書の発行部数は1億部を越え“占い本世界一”として「ギネスブック」に連続掲載された。