ヤクルト小川淳司GM(68)がホワイトソックスと契約した村上に“ラストメッセージ”を贈った。23日、都内の球団事務所で仕事納め。12月末で退団する小川GMは「彼には『みんなに愛される、魅力のある選手になってくれ』と入団当初からずっと伝えていた。メジャーに行っても、そういうところは出してほしい。そこに向けて努力してほしい」と思いを語った。
当時1軍監督だった17年ドラフトの外れ1位で3球団競合の末、くじを引き当てた。指揮官を退いた後も、GMとして成長を間近で見守ってきた。
村上は1年目の18年9月16日広島戦でプロ初打席初本塁打を放った。ただ、小川GMがすごみを感じたのは、その前後だった。「初打席の前にエラーして失点してしまった。その後にホームランを打った気持ちの強さ」に驚いた。衝撃弾の後は、13打席無安打に沈んだ。反省を生かして、オフにバットを振り込んでいた姿が印象に残る。「18歳ながら、プロ野球で活躍するために必要なことを考えられた。フィジカルの強さや長打力は誰もが感じているところだと思うが、意識の高さが一番の長所じゃないか」と続けた。
経験を成長につなげられる強さを知っている。だからこそ大リーグの舞台でも結果が伴うと信じている。「気持ちの強さ、目標にまい進できる精神力、自分の考えがしっかりある。そういうのは環境が変わっても変わらないと思う」と小川GM。40年以上携わってきたツバメを退団し、今後は1人のファンとして村上を見守る。【上田悠太】



