英ロックバンド、クイーンが25日、さいたまスーパーアリーナで通算10回目の日本ツアー初日公演を行った。昨夏からの世界ツアー「ラプソディ・ツアー」の一環で、日本では、16年9月の日本武道館公演以来、約3年4カ月ぶりの公演となった。

18年の映画「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットを受けて、日本での公演が実現した。ボーカリストに米歌手アダム・ランバート(37)を迎え、「ボヘミアン-」をはじめ「ボーン・トゥ・ラブ・ユー」「We Will Rock You」などヒット曲を次々と披露した。途中、フレディ・マーキュリーさんの映像も交えながら、3万人を魅了した。

ギターのブライアン・メイ(72)は日本語で「おはようございます!」と冗談を飛ばしながら、「こんばんは東京! お元気ですか? また日本に来られてうれしいです」とあいさつ。「一緒に歌ってください」と呼びかけて、「手をとりあって」では、会場のファンと一緒に歌った。

今回のツアーは26日に同所で行うほか、今月28日に京セラドーム大阪、同30日にナゴヤドームで合計4公演を行って13・7万人を動員予定。日本でのツアーとしては、過去最大規模となる。