北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟氏が、「ウィズコロナ時代」のロカボ(緩やかな糖質制限)について解説します。ロカボの語源は「Low(低い) Carbohydrate(炭水化物などの糖質)」。新型コロナウイルスとの共生で新しい生活様式が求められる中、食事に気を付けながら、毎日楽しく食べて健康になりましょうと、勧めています。

 
 

連載一覧

(1)ウィズコロナの時代だからこそロカボ

(2)ロカボでメタボリックドミノ阻止

(3)コロナで糖尿病患者なぜ重症化

(4)糖質を控えることが肥満回避に

(5)糖尿病でコロナ重症化データも

(6)食後血糖測ると大量糖尿病予備軍

(7)米国スタイルで糖尿病リスク増

(8)カロリー制限より糖質制限が有効

(9)日本は変えぬ糖尿病ガイドライン

(10)ゆるやかで楽しい糖質制限食を

(11)血糖値を上げるのは「糖質」

(12)朝の糖質摂取には注意を

(13)糖尿病医師が発見した糖質制限

(14)米国は撤廃…日本未だに脂質制限

(15)見解未だに分かれる飽和脂肪酸

(16)脂質の中心オメガ6も留意が必要

(17)ロカボは揚げ物OK、酸化に注意

(18)体重×1・0gタンパク質確保を

(19)野菜ジュースに潜む落とし穴

(20)揚げ物OKでもソースなどに注意

(21)3食取ることで血糖値の変動抑制

(22)コンビニ業界はタンパク質を重視

(23)酒を少量飲む方が死亡リスク低く

(24)加糖多いヨーグルトは注意が必要

(25)スポーツドリンクの糖分にも注意

(26)ロカボでメタボ&ロコモ対策

(27)ロカボは糖化反応の回避にも有用

(28)長友も実践「ファットアダプト」

(29)砂糖依存も…子供のジュース注意

(30)糖質摂取にマヨネーズ有効活用も

(31)食後血糖値のチェックが大変重要


◆山田悟(やまだ・さとる)1970年(昭45)、東京生まれ。慶応大医学部卒。糖尿病専門医として多くの患者と向き合う中、カロリー制限による食事療法の限界に直面し、ロカボを提唱している。「糖質制限の真実」「カロリー制限の大罪」(ともに幻冬舎新書)など著書多数。