全国高校ラグビー県大会の決勝が12日、袋井・エコパスタジアム(午後1時半)で行われる。

準決勝を勝ち上がった10年連続16度目進出の静岡聖光学院と、5年連続21度目の東海大静岡翔洋が激突する。5年連続の同一カード。県の新人(1月)、総体(5月)に続く3冠を狙う静岡聖光学院は、守備を主体にさらなる強化を図り、2年ぶり8度目の王座奪還に挑む。【倉橋徹也】

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2年ぶりの優勝を狙う静岡聖光学院の今チームは、7人制も含めるとここまでに県3冠制覇と波に乗っている。準決勝(先月28日)では主将のフランカー藤田武蔵(3年)はじめ、プロップ岡村洋希(3年)FB小野沢謙真(3年)の主力を大学受験で欠きながら、清水南に80-12と快勝した。3人が戻り、決勝の先にある花園切符に向けて藤田武は「(チームが)これまでで一番いい雰囲気」と胸を張った。

昨年の決勝(12-22東海大静岡翔洋)の雪辱を果たす。前回決勝は緊張もあって負けてしまったと振り返った小野沢は「いい準備をして臨みたい」と、決勝では強みのランニングスキルを発揮するつもり。50メートル6秒2の走りだけでなく、コース取りも考え、注目選手としてのマークをかわしてトライに持ち込む青写真。今W杯から学んだという試合の入りや修正なども生かしたいと目を輝かせた。

決勝を勝ちきるため、藤田武は「アタックでハンドリングミスしない、守備のコンタクトやタックルでより高い精度で臨む」などが鍵になると挙げた。チームとしてこだわってきたことだ。その集大成として「もっといいラグビーができる思いがある」と続けた。

今夏の合宿から、守備とキックにいっそうの磨きをかけてきた。松山吾朗監督(46)は「守備はかなり改善した」と話す。決勝では「自分たちのひらめきと能力を解放し、思いっきり自由に戦ってもらいたい」と選手らの背中を押した。