丸川珠代五輪相は15日の参院内閣委員会の閉会中審査で、東京オリンピック(五輪)で来日した一部の大会関係者が規則集「プレーブック」に違反している可能性があるとし、大会組織委員会に対し、不正事例を調査し厳格な処分を行うよう要請したと明らかにした。

立憲民主党の塩村文夏氏が、大会関係者によるさまざまな違反例が報道されていることに触れ「バブルに穴はあきまくり。バブルすらないのではとの声も聞かれる」「バブルの穴を防ぐために何をやるのか」と指摘したことに答弁した。丸川氏は「組織委に対し、不正事例について早急に対象者を特定把握し、アクレディテーションはく奪など厳格な処分を行うこと。宿泊施設に配置する監督者の態勢強化、厳格な運用を行うこと。プレーブックの内容を分かりやすく示したチラシなどを作成し周知徹底を図ること。専用食事会場を確保するなど国内在住者との接触を回避する措置を取ることなどについて、早急な改善を図るよう求めた」と説明した。

少なくとも処分の方向性については、同日中に回答するよう求めているという。