発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=93)が、東京五輪開会式前日の22日、多くの競技が無観客開催となった状況を解消する新発明を完成させたと明かした。

「有観客様無観客システム」と題し、観客席の肘掛けに乗るくらいの小さい装置を用い、競技場の外にいる観客と場内をオンラインでつなげる。観客は装置に付いたカメラを通じ、走る選手やボールの動きを目で見るのと同じように追うことが出来る。一方、観客の姿を競技場内に像として映し出すことが出来る。音声を発する機能もあり、声援を送ることが出来るため、無観客ながら有観客の雰囲気を競技場内に作ることが出来るという。既に特許申請も済ませており、中松氏は「菅首相、IOCのバッハ会長が『やろう』とひと言、言えば私は1日で用意できる」と訴えた。

開閉会式の制作・演出を事実上のトップとして手掛けた元ラーメンズ小林賢太郎氏(48)が、98年にコントで「ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)」をネタにしたことで解任されたことにも言及。「僕が総合ディレクターになれば世界の誰も考えないこと、五輪の歴史にないことをやる」と後任に自ら名乗りを上げた。【村上幸将】