ホーム 東京オリンピック2020 競泳 ニュース RSS 萩野公介が涙 瀬戸大也とそろって決勝進出に「神様がくれた贈り物」 [2021年7月29日13時17分] 男子200メートル個人メドレー準決勝 決勝進出を決め涙する萩野(撮影・鈴木みどり) <東京オリンピック(五輪):競泳>◇29日◇男子200メートル個人メドレー準決勝◇東京アクアティクスセンター 瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)と萩野公介(26=ブリヂストン)がそろって決勝進出を決めた。瀬戸は準決勝1組8レーンに登場。1分56秒86で同組2着だった。タイムと順位を確認すると、右手でガッツポーズ。「いい泳ぎができたかなと」と手応えを口にした。決勝については「前半は攻め気味に入って、できるところまで上げていきたい」と意気込んだ。さらに「なかなか結果を出すことができず、すごく悔しいですし、今回、いい泳ぎできたので、あともう1回、もらったチャンスをモノにしたいですね」と話した。28日の予選は全体16位のぎりぎりで通過。すでに400メートル個人メドレー、200メートルバタフライを終えており、この種目が今大会最後の種目だった。「普通に落ちたと思った。もう1回泳げるチャンスをもらえてありがたい」と準決勝にかけていた。3度目の五輪となった萩野は、準決勝2組3レーンに登場。1分57秒47で同組3着だった。レース後、あふれ出る涙を何度もぬぐった。「本当にいろんなことがありましたが、もう1本、決勝で(瀬戸)大也と泳げるなんて、神様がくれた贈り物としか思えないくらい幸せです」。決勝については「明日は明日の風が吹く」と言いながらも「大也と泳げるのはすごく幸せですし、平井先生の前で1本でも多く泳ぎたい。頑張ります」と意気込んだ。萩野は28日の予選を全体5位で通過。19年春の休養後は最速タイムとなる1分57秒39を出していた。「意外といい泳ぎができた。最近の僕の中ではいい泳ぎができたかな。全力で泳ぐだけと思って、そこがしっかりできた」と話していた。今大会初登場となった800メートルリレーは予選敗退。萩野にとっても、この種目が東京五輪最終種目だった。