3回戦進出を決めた錦織圭(31=日清食品)が、敗退した大坂なおみ(23)の心の内をいたわった。大坂は、敗因に「初めて経験した五輪。その重さをうまく扱えなかった」と話していた。錦織も「2回目のロンドンからは薄らいだが、1回目(の北京)はいろいろ考えてしまうところがあった」と、五輪特有の重圧に苦しんだことを明かした。

そして「どうしても4年に1回というのは、重さが降り注いでくる」と、独特の錦織節で、五輪の難しさを表現した。大坂へのいたわりの言葉を聞かれると「とてもいい選手。オリンピックはオリンピック。気持ちを取り直して頑張ってほしい」と、優しい言葉をかけた。