沖縄でキャンプ中の川崎フロンターレは5日、今季初の対外試合として水戸ホーリーホックとの練習試合(45分×3本)を行い、5-1で勝利した。

得点者はMF脇坂泰斗、FW小林悠、復帰したFW知念慶、DF神谷凱士(かいと)×2。

2年目で左利きの神谷は、センターバック(CB)が本職だが、今季はサイドバック(SB)にも挑戦しているという。試合後オンラインで取材に応じ、「キャンプで紅白戦などが増え、(感覚が)分かるようになってきた。もともとFWなので攻撃が好き。相手の(CBとSBの)スペースに走り込むのは、SBをやる中で意識している」と話した。

東海学園大から加入直後の昨季のキャンプは「テレビで見ていた人たちとサッカーをする緊張感、レベルの高いボール回しでメンタルがボロボロだった」というが、今年は「去年の経験が身になって、キャンプ初日からいい感じで来ている」と手応えを口にした。昨季同期のMF三笘らと筋トレに励み、当たり負けしない体を手に入れたという。

ルーキーイヤーでのプロデビューは果たせなかったが、神谷は「まずは1試合でも多く出たい気持ちが強い。勝負の年だと思ってやっているので、明日からまたアピールしたい」と、2年目でのブレークを誓った。