コンサドーレ札幌は20日、アウェーでサガン鳥栖と対戦する。前節6日清水エスパルス戦(2△2)でゴールを決めたMF深井一希(26)が残り3試合に力を尽くす。

背番号8が5試合ぶり勝利を呼び込む2戦連発を狙う。19日は札幌・宮の沢での前日練習に参加した。鳥栖戦では、12試合ぶりだった前節清水戦に続きボランチでの先発が予想される。清水戦では左CKを頭で合わせて得点を奪った。今季2点目だった。調子が上向きなだけに「今回もチャンスがあればしっかり狙っていきたい」と目標を掲げた。

鳥栖は前節7日川崎フロンターレ戦を3-1で勝利。2連覇を達成した王者に土をつけたチームだ。深井もその巧みな試合運びを警戒する。「勢いに乗らせると怖いチーム。かなり前からガツガツくる。1対1での局面で負けないことが大事」と見据えた。

チームは直近4戦で3分け1敗と未勝利。「ずっと最近勝てていないので、最後良いかたちでシーズンを締めくくる意味でも残り1試合でも多く勝てるように。来季につなげていけるように頑張りたい」と誓っていた。

◆ベンチ入り GK中野、DF柳、岡村、中村、西野、FWトゥチッチ、ジェイ

<雰囲気良く>

ペトロビッチ監督(64)は2週間ぶりの試合に自信を見せた。代表ウィークによる中断期間は合計5日間のオフを設けて、選手の疲労回復に努めながら練習に取り組んだ。「シーズン終盤に入ると蓄積した疲労が出てくる。集中力を欠くことが起こりがち。雰囲気良く、いい時間を過ごせた」とうなずいた。

◆DF福森 武器のキックの感触は上々だ。前節清水戦では2アシストをマークした。「自分の中ではキックのコンディションは悪くない。しっかり勝つサッカーを見せたい。複数得点、無失点で終えられるように積極的なサッカーを見せていきたい」と敵地での完勝を目指していた。