セレッソ大阪の新人FW木下慎之輔(19)が、プロ初の対外試合に臨んだ。
ノーゴールに終わったが、日本フットボールリーグ(JFL)高知ユナイテッド戦に先発し、後半途中までの約70分間プレー。ホープの実戦に、J3ヴァンラーレ八戸の関係者も視察に訪れた。
木下はC大阪ユース(U-18)所属だった昨年12月、公式戦で負傷した右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の手術をし、今年1月のチーム始動以降、松葉づえが欠かせなかった。長いリハビリ、チーム内での紅白戦などを経て、ようやく体外試合に出場できる体になった。
取材に応じた木下は、試合に出場した喜びをかみしめながら「サッカーができる楽しさが一番大きい。結果を求められる中で、自分のところで(ボールを)取られることも多かった。課題を克服して、試合に絡んでいきたい」と、表情を引き締めた。
世代別日本代表も経験してきた175センチ、75キロの万能型ストライカーは昨夏、高校3年ながらブラジル1部レッドブル・ブラガンチーノに約1カ月の短期留学に行き、その後はプレミアリーグ西地区の得点王にも輝いた。素材は一級品だ。
小菊昭雄監督(48)は「(プロとして)1歩踏み出せたことは、彼にとっても大きかった。本人が今の状況を把握し、私たちも100%になるようにサポートしたい」と話した。
一方でC大阪では他の選手との兼ね合いで、木下がベンチ入りするのは当面難しい。この日は八戸の関係者が視察に訪れ、場合によっては育成型期限付き移籍の可能性もある。
いずれにしても、C大阪の未来を背負う背番号32の初の対外試合出場は、明るい材料になった。



